そうそうこの骨の看板、間違いない。
初めて店の敷居をまたいだのは2011〜2012年あたりだと思う。でも結局食べなかった。
激辛にハマり、都内の辛いもんを出している店を片っ端からまわり始め、1〜2年経ってネタ切れになりつつあった頃のはず。
「東京 辛い」などのキーワードで検索していたところで引っかかって訪れた。
ネットの情報は、唐辛子の辛いではなくて、しょっぱいのほうの辛さだったと後でわかる。
時間帯もあったのがしれないが、その頃は行列などなかった。先客は3〜4名だったと思う。
カウンターに座って「辛いラーメンが美味しいと聞いてきたのですが…」的なことを言ったと思う。
かなり朧げだが、威圧感の高い亀仙人みたいな店の人に、店が違うんじゃないか、というようなことを返された覚えがある。
その頃は、時間もお金も腹の隙間も、取り憑かれたように激辛に費やしていたので、「すみません、間違えたみたいです。」と店を出た。
空気に押されたまま食べてしまえばよかったのに、と今だから思う。
ということで2021年10月初旬。
1時間ほど並んで入店。
そうそうこの仙人みたいな方、間違いない。(坊主ではなかったような。)
「初めて?」と聞かれて「はい。」と答える。
「マスクずらして鼻出して。」
柄杓で2種類のスープの匂いを順に嗅がせてもらう。先の「上品」は、鰹節のような香りが立ち、透き通っていた。後の濁ってガッツリした香り「赤エビの不純」を選ぶ。
青唐辛子があるとのことで、もちろんトッピング。
麺は黄みのあるプリッとした縮れ中細麺。
旨み強し。
気がついたら無くなってた。
また並ぶ覚悟ができたら、上品も、純正など他のスープも食べてみたい。