ルーツや基本を知ったほうが、好みの味に出逢いやすいのではないかと。
そんなこんなで、そもそも「四川麻婆豆腐」とは?・・・
■麻婆豆腐の誕生と名前の由来■
考案者の店「陳麻婆豆腐」の本店は中国四川省成都市にまだあり、日本にも出店しているが、初めて日本に麻婆豆腐を持ってきたのは陳建民氏だそう。
「陳麻婆豆腐 赤坂店」のオフィシャルサイトには・・・
1862年 中国四川省成都市で顔に痘痕(あばた=麻)のある陳お婆さんが考案した豆腐料理が『陳麻婆豆腐』・・・とだけ。
陳建民氏の息子の陳建一氏の著書にはもう少し詳しく・・・
陳婆さんの作る豆花飯(トーホアファン)という家庭料理がもともと評判が良く、油を運ぶ労働者が店の前で買った肉を桶に残った油で炒めて欲しいというリクエストに応え、豆板醤も加えて豆花飯にかけたら、これまたさらに大評判になった。
「豆花飯」
豆花(トーホア…柔らかい日本でいうおぼろ豆腐のようなもの。台湾のスィーツではない)に辛いタレをかけご飯にのせたもの。
・・・というのがルーツだとのこと。
また、名前については、陳お婆さんの顔のあばた=麻と、振りかける黒い花椒もあばたみたいだということで麻婆豆腐と名付けられたのだろうと。
あまたの情報があるものの、いまいちネタ元がわからなかったり、微妙に内容が違ったり。自ら直接確かめたこと以外は参考文献と引用元も記録しておく。
陳建民氏が日本に紹介し広めた時の話しや、陳麻婆豆腐店が日本上陸した経緯なども知る機会があればという程度で。
【参考文献】
『陳麻婆豆腐 赤坂店』 オフィシャルサイト
http://chenmapo-akasaka.jimdo.com
『鉄鍋の掟 陳家の中華作法』陳建一(KKベストセラーズ)